トラックバック・相互紹介の半自動化ツール・なぜトラックバック?について
トラックバック
ブログはトラックバックができる、ということは良く知られています。
また、トラックバックはブログでしかできません。
しかし、最近はトラックバック・スパム(後述します)が横行し、嫌われたため、トラックバックを拒否する設定にしているブローガーも増えました。
そうした背景がありますが、トラックバックの存在意義、やり方、有効性、マナーなどを解説していきたいと思います。
まずはトラックバックの存在意義から。
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相互紹介の半自動化ツール
そもそもトラックバックが何故、生まれたのでしょう?
ブログが出現する前までは、インターネットで何かの情報を発信する場合のツールとしてはホームページ以外は考えられませんでした。
その当時からも自サイトが検索エンジンで上位表示されるための色々な手法が研究されていましたが、その中で「相互リンク」は代表的なものとして推奨されていました。
これは今でも変わりません。
しかし、「相互リンク」は依頼先が少ない場合は手間ではありませんが、依頼先が多くなるとかなり負担になります。
また依頼しても受けてもらえるかどうかわからない世界です。
手順として、自分と同じジャンルのサイトを見つけると、まずはメールで相互リンクを申し込みます。
この時、相手のサイトは自分のサイトの相互リンク欄で紹介し、その上で相手にメールで自分のサイトの紹介や相手のサイトの感想などを述べ、相互紹介をお願いする、という手順でした。
これを依頼する数だけ行うわけです。
こうした手続の煩雑さがブログの出現でかなり軽減されました。
ただし、完全に自動化されたわけではありません。
トラックバックのSEOの面での効用を述べましたが、アフィリエイトをしない場合は、自分と同じテーマを持っている人との横のつながりを持ち、一種のコミュニティーを形作ることも可能です。
なぜトラックバック?
トラックバックのやり方の前に、トラックバックがなぜ使われているのかを解説します。
通常のホームページで相互紹介をする場合は、先に説明したような相手の同意が無ければ相互リンクはされません。
ところがトラックバックは、こちらの一方的なリンクを可能とします。
他のブログに勝手にトラックバックが貼れてしまうので、勝手にトラックバックをする人が増えて、それがトラックバックの評判を落としたのです。
これがトラックバック・スパムといわれているものです。
しかし、トラックバックはホームページで行っていた「相互リンク」の煩雑さをかなり軽減してくれます。
これがトラックバックが普及した理由です。
さらに、SEO的にも理にかなった方法であり、ホームページで相互リンクを1件1件お願いするより効率がいいとなると、だれでも利用するようになりました。
相互にトラックバックが沢山されているブログは被リンクが多いとみなされます。
また、ブログは1記事が1ページとみなされ、個別記事ごとにも被リンクが増やせると、SEO的には上位にランクされる条件を満たすことになります。